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鏡山

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展望台

唐津市東部標高284mの鏡山山頂から、唐津藩初代藩主・寺沢広高が作らせた虹の松原や唐津湾、遠く壱岐まで見渡せる。当山は桜やツツジの名所、4月初旬4kmの登山道両脇沿いには花のトンネル。宣化天皇2(537)年、新羅(しらぎ)の任那(みまな)侵攻に際し、半島派遣の大伴狭手彦を見送りストール・領布(ひれ)を振り続けた姫の石像も立つ。

展望台

〒847-0022 佐賀県唐津市鏡

TEL:0955-74-3355 (唐津観光協会)

東博百選

鼉龍(ダリュウ)鏡 団伊能氏寄贈
古墳時代 4世紀 東京国立博物館蔵

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乳(ニュウ)は鏡の裏面(背面)のトッキ。トッキをに尾があるものは、獣の形が変形したもの。ニュウをめぐりトグロを巻く龍の長くのびた胴の上に、神像と口に棒状のものをくわえた小獣の形をレイアウト。内円に神像と神獣、外円に飛び回る鳥、走り回る獣が、デザインされる中国の神獣鏡。 その中国の鏡を模倣して作られた鏡(倣製鏡、ホウセイキョウ)。ダリュウは、ワニをモチーフにする。内円は、神像ととぐろを巻く龍が頭を共有し、外円は、僧侶の使うホッス(払子)のように変形する。 ホウセイキョウとして、デザインは精密、鋳上(イアガ)りは上々。 —2世紀末頃北部九州の銅矛(ホコ)、畿内・東海地方の銅鐸が姿を消し、群像を描いた画文帯をめぐらせ、 図像を浮彫し、細い線を使い細密な表現が特徴の画文帯神獣鏡が現れた。

畿内七道

原の辻遺跡 貨泉

壱岐市立一支国博物館

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貨泉の二字がある円形方孔の銅銭。西暦16年中国、新の王莽(おうもう)が鋳造。長崎・壱岐の国史跡「原の辻遺跡」丘陵西側に河道や環濠、掘立柱建物や土坑が見つかる。土坑から朝鮮系無文土器が弥生土器と一緒に廃棄され、河道から瓦質土器、楽浪系の馬車具、鉄鎚、板状鉄斧、鉄鑿(てつのみ)とともに貨泉が出土する。

〒811-5322 長崎県壱岐市芦辺町深江鶴亀触515-1

TEL:0920-45-2731

千夜千冊

古代の日本と加耶

本書が紹介する加耶の諸国は、現在の釜山がある朝鮮半島南部にあった。日本の志賀島に後漢光武帝の金印が届く1世紀に誕生。倭国は交易と鉄を求め加耶諸国と交流し、日本の「謎の4世紀」には、釜山・対馬・北九州を船団が極めて密接に行き交う。加耶を通じ百済・倭国は複合的な関係を築き、7世紀白村江の戦いへもつながる。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

田中俊明
山川出版社

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