長崎街道にある武雄は、江戸時代に街道の宿場町として栄えた。鎖国中で唯一外交が許された長崎で、当地の領主鍋島茂義は医学・科学・航海術・軍学・百科事典などの蘭書を集める。武雄温泉駅近くの当館には、蘭書128冊をはじめ、理化学実験用ガラス器具や天球儀・地球儀、西洋式大砲モルチール砲などで当時の様子を伝える。
〒843-0022 佐賀県武雄市武雄町大字武雄5304-1
TEL:0954-20-0222
柔らかく暖かな雰囲気、九州・有田の柿右衛門のスタイル。平安時代から和様の花鳥図を題材に、暖色系の色彩で描かき、非対称、乳白色の余白、豊かな構図。 上絵の色には、赤・黄・緑、そして青・紫・金など。 また茶発色のウワグスリで、口縁を飾る。同じ有田焼でも、緻密な作風の鍋島様式や寒色系で余白の少ない古九谷(コクタニ)様式と異なる。
右隻は日本に到着した黒い南蛮船と南蛮寺に向かうカピタン・モールの一行、左隻には白い唐船が入港する中国の港町を描いた大変珍しい作品。細部まで丁寧に描きつつ全体の調和が取れた描写が見どころ。慶長年間(1596-1614)狩野派正系の画家狩野孝信の作といわれ、日本と中国3つの港、屏風の間に旅がまた観える。
〒818-0118 福岡県太宰府市石坂4-7-2
TEL:050-5542-8600(NTTハローダイヤル)
近世桃山期に世界地図に出会う日本では、江戸期蘭学を通じ、1788年に司馬江漢が地球儀を自作し、1744年に杉田玄白らが「解体新書」を刊行。観念的にものごとを見る歴史的日本文化に、解剖学のような合理的に見る西洋文化が加わる。解剖に使う西洋ハサミやメスを通じて西洋を理解する江戸社会を、本書は紹介する。
タイモン・スクリーチ 作品社
Tags : エポカル武雄佐賀県武雄市歴史資料館
Your email address will not be published. Required fields are marked *
Name *
Email *
Website
Comment