延岡城・内藤記念博物館
当館は、令和4年9月23日にリニューアルオープン。先史時代から近現代に至る、延岡市域の歴史・考古・民俗・美術を平常展示し、竪穴住居・古民家・集合住宅の3つの原寸大を再現展示する。国内外の美術作品を中心とした企画展・特別展等も開催。
延岡城跡地城山公園内、内藤家御殿跡に建築された当館は、桃山から江戸初期に「天下一」の称号を与えられた能面他大名道具を所蔵。内藤家は徳川幕府の譜代で、最南端の譜代大名藩の当地に、福島磐城平から転封し、明治を迎える。現在は10月に二の丸広場“千人殺し”の石垣を背景に「のべおか天下一薪能」が開催される。

〒882-0811 宮崎県延岡市天神小路255-2
TEL:0982-21-7110







本書紹介の室町幕府のアートディレクター同朋衆は、踊り念仏の時宗に起源する。当時、村落社会の宮座、信仰社会の念仏結社や別所、武家社会の会所で、「寄合の遊芸」が発展し、また兼好法師や鴨長明などの「評価」が貴族や武家に広がる。結果評価される幕府の月例行事を、遊芸に通じる時宗出身者が担い武家文化が育つと語る。



