高鍋城(秋月城)跡・舞鶴公園
灯籠まつり
四神四獣鏡が出土し中国六朝時代(3~6世紀)とのつながりを示す当町は、近世豊臣秀吉の九州征伐の後、筑前より中国漢の皇帝の末裔と言われる秋月氏が移り、高鍋は秋月氏3万石の城下町として栄える。藩の全盛期を築き藩校「明倫堂」を創設の第7代藩主種茂の遺徳を偲び、その教えに明かりを灯すをテーマに10月に灯籠まつりを開催。
〒884-0006 宮崎県児湯郡高鍋町大字上江1345
TEL:0983-22ー5588 (高鍋町観光協会)
東博百選
鼉龍(ダリュウ)鏡 団伊能氏寄贈
古墳時代 4世紀 東京国立博物館蔵
乳(ニュウ)は鏡の裏面(背面)のトッキ。トッキをに尾があるものは、獣の形が変形したもの。ニュウをめぐりトグロを巻く龍の長くのびた胴の上に、神像と口に棒状のものをくわえた小獣の形をレイアウト。内円に神像と神獣、外円に飛び回る鳥、走り回る獣が、デザインされる中国の神獣鏡。 その中国の鏡を模倣して作られた鏡(倣製鏡、ホウセイキョウ)。ダリュウは、ワニをモチーフにする。内円は、神像ととぐろを巻く龍が頭を共有し、外円は、僧侶の使うホッス(払子)のように変形する。 ホウセイキョウとして、デザインは精密、鋳上(イアガ)りは上々。 —2世紀末頃北部九州の銅矛(ホコ)、畿内・東海地方の銅鐸が姿を消し、群像を描いた画文帯をめぐらせ、 図像を浮彫し、細い線を使い細密な表現が特徴の画文帯神獣鏡が現れた。