東シナ海に面する当城は、平戸藩主松浦30代雄香公の棟(たかし)により宝永4(1707)年築城されたもので、山鹿流の縄張り設計による日本唯一の平山城。居城とした松浦氏は平安時代から戦国時代、肥前松浦で水軍として活躍。天守閣内部に国重要文化財、環頭の太刀や松浦藩の資料や武具、隠れキリシタン資料などが展示される。
〒859-5121 長崎県平戸市岩の上町1458
TEL:0950-22-2201
柔らかく暖かな雰囲気、九州・有田の柿右衛門のスタイル。平安時代から和様の花鳥図を題材に、暖色系の色彩で描かき、非対称、乳白色の余白、豊かな構図。 上絵の色には、赤・黄・緑、そして青・紫・金など。 また茶発色のウワグスリで、口縁を飾る。同じ有田焼でも、緻密な作風の鍋島様式や寒色系で余白の少ない古九谷(コクタニ)様式と異なる。
右隻は日本に到着した黒い南蛮船と南蛮寺に向かうカピタン・モールの一行、左隻には白い唐船が入港する中国の港町を描いた大変珍しい作品。細部まで丁寧に描きつつ全体の調和が取れた描写が見どころ。慶長年間(1596-1614)狩野派正系の画家狩野孝信の作といわれ、日本と中国3つの港、屏風の間に旅がまた観える。
〒818-0118 福岡県太宰府市石坂4-7-2
TEL:050-5542-8600(NTTハローダイヤル)
17世紀前後に西洋列強がアジア進出を目指し、東アジアが急変する中1664年に中国明朝が滅亡する。本書で紹介する朱舜水は、明朝復興の軍事支援要請で来日し、幕府の鎖国政策により目的は果たせなかったが、日本に朱子学と陽明学の歴史精神を伝えることになる。水戸光圀に影響を与え、また武士道の精神にも影響を与える。
石原道博 吉川弘文館
Tags : 平戸城長崎県
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