東芝の自動式電気釜
「野木町煉化窯のホフマン式円形輪窯」とかけて「東芝の電気釜」と解く。
その心は、どちらも「ムダ・ムラなし」
当指定文化財の輪窯は、16室の窯を16角形に組み合わせ、周囲100m、煙突頂点まで約31mのレンガ構築物。明治のレンガ建てビルディングの建設ラッシュを支えた歴史を伝える。
東芝の自動式電気釜は、釜の間の水が蒸発してなくなったらスイッチが切れる仕組み。ご飯がおいしく炊ける時間や温度の条件を研究し、スイッチを押せば、後は放置して他の作業ができたり、タイマーをつけることで「寝ている間にご飯が炊ける」が可能となった。大きな負担のあった炊飯作業という家事労働を軽減した自動式電気釜は爆発的にヒットした。
©東芝科学館
Tags : 野木町煉化窯