作者吉川を驚かせるのは、宣長に「漢意」(からごころ)を排していけば「古意」(いにしえごころ)を駆使できる奥の手が潜み、徂徠や仁斎の方法が先駆にあったこと。どの民族も「国学」は、つねに「漢意」にあたる言語感の壁に衝突することで生成されてくる。
吉川幸次郎 岩波書店
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