義経の東アジア
平安末期、平清盛は平泉藤原氏の金で中国の宋と交易し、一方奥州藤原氏は単独で、中国の北の遼や金と交易。あらたに登場した頼朝は、交易ではなく農本主義に立つ幕府を開こうとする。平家を討った義経が「開国」の奥州に入ったことは、幕府で日本一国主義を目指す「鎖国」の頼朝には許容できないことだったと本書は解く。
小島毅
トランスビュー
Tags : 鞍馬寺
平安末期、平清盛は平泉藤原氏の金で中国の宋と交易し、一方奥州藤原氏は単独で、中国の北の遼や金と交易。あらたに登場した頼朝は、交易ではなく農本主義に立つ幕府を開こうとする。平家を討った義経が「開国」の奥州に入ったことは、幕府で日本一国主義を目指す「鎖国」の頼朝には許容できないことだったと本書は解く。
小島毅
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