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神皇正統記

神皇正統記南北朝の内乱期、吉田兼好が徒然草を書く頃、北畠親房は小田原の陣中で神皇正統記を書く。それは東国の勢力に南朝への協力を促す政治的パンフレットであった。和漢の学問に通じた親房は、三種の神器を持つ後醍醐天皇の正当性を説明し、また伊勢神道の正当性を説く。新たな日本の歴史思想。親房は62歳、賀名生地域で客死。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

北畠親房
岩波文庫

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