著者は18世紀前後の近世アジアから日本を見る。江戸社会のつながりは、室町時代の和歌の連歌の表現を滑稽・洒脱にして、より気軽に楽しめるようにした俳諧のように、ものごとを断定や特定せずに列挙・羅列を繰り返し、相手を徹底的にほぐしながら、また批評しながら築かれたと解説する。そこには想像力の豊かさがあった。
田中優子 ちくま学芸文庫
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