大崎八幡宮の社殿は、入母屋造の本殿と拝殿を相の間で繋ぐ石の間造。鮮やかな胡粉極彩色の斗拱や彫刻に黒漆塗を組合せる外観。当代随一の工匠を招き造営の凝ったその意匠は、後の日光東照宮に受け継がれる。瑞巌寺「孔雀の間」も手がけた仙台藩お抱え絵師、佐久間左京による唐獅子障壁画など拝殿内部は、安土桃山時代の文化を今に伝える。
〒980-0871 宮城県仙台市青葉区八幡4-6-1
TEL:022-234-3606
世界遺産法隆寺は、大和平野を見渡す斑鳩の宮(イカルガノミヤ)に接して、聖徳太子によって607年頃に創建。その後火災にあい、復興されたのが世界最古の木造建築群として知られる現在の西院伽藍。また斑鳩宮跡に、奈良時代に聖徳太子の菩提を祀る夢殿が建立され、夢殿を中心とした建築群が現在の東院伽藍。 西院と東院の伽藍をつなぐ参道に続く土塀。中国・万里の長城にも使われた工法で作られた。板ではさんで間(マ)を作り、土を入れ押し固め、繰り返し何層も積み上げる、ミルフィーユのように。 技と手間のが、時空を超える造形を作り、世界遺産となる。
2011年の東日本大震災から復活した白石城。古代より関東から奥羽へ入る要衝として栄えた白石市の中心部にある当城は、蔵王連峰を背に建ち戊辰戦争時に奥羽越列藩同盟が結ばれた地。会津藩、庄内藩の「朝敵」赦免嘆願のため、蘭学者大槻 玄沢の子、漢学者で仙台藩論客の磐渓が呼びかけ当城で列藩会議開催。陸奥・出羽・越後諸藩が、輪王寺宮を盟主に同盟が結ぶ。
〒989-0251 宮城県白石市白石市益岡町1-16
TEL:0224-24-3030
幕府は「権力の概念化」と「上下定分の理」を求めた。ここに思想として神儒一体のイデオロギーが出現し、次に中国の朱子学を日本の朱子学にするためのかなり異様な方法が提案され、またそれを、日本の神々の垂迹と合致していなければならないという方針を貫いた。
ヘルマン・オームス ぺりかん社
Tags : 大崎八幡宮宮城県東照宮瑞巌寺
Your email address will not be published. Required fields are marked *
Name *
Email *
Website
Comment