当寺は、1227年、法然の高弟・隆寛が開山する。本尊は会津大仏といわれる阿弥陀三尊像で、阿弥陀如来坐像の光背には千体の化仏が飾られる。観音勢至菩薩は正座して少し腰を浮かせ、東北地方では珍しい大和座りである。浄土庭園を思わせるお堂前の池に、四季折々の花が咲く花の寺。手を合わせ、花を植える心が念仏修行。
〒966-0931 福島県喜多方市上三宮町上三宮字籬山833
TEL:0241-22-1565
7~8世紀ごろ流行した音楽劇の仮面。造型的にも素晴らしい日本最古の仮面。 ギガクは飛鳥時代に大陸から伝えられ、奈良の大仏開眼(完成)の際にも披露。 鎌倉時代以降、実態ははっきりと知れない。酔胡王とは、酔うペルシャの王。 —面は現在正倉院の百数十面をはじめ合計230余が各社寺に残るが、ほとんどが8世紀の遺品。東博の面は、その半数以上が8世紀に遡り、造型的にも秀れ、日本最古の仮面としての価値は極めて高い。
当寺の総本堂、根本中堂には最澄上人自作の薬師瑠璃光如来が祀られ、御本尊に献じる灯りは、1200年間絶やさず菜種油を注ぎ「不滅の法灯」として護り継がれる。根本中堂から文殊楼を上り下り、延暦寺会館から急な坂道を5分ほど下ると法然堂。皇円阿闍梨のもとで鎌倉新仏教の魁、法然上人が得度した功徳院のあった旧跡。
〒520-0116 滋賀県大津市坂本本町4220
TEL:077-578-0521
時代は「悟りの仏教」から「救いの仏教」へ。そのことを突き詰めて、仏教を「編集」しなおして、断固として専修念仏を「選択」した法然には、きっと「情報」の足し算と「本質」の引き算が同時にできる才能があった。松岡正剛が法然を編集の視点で読み解く。
松岡正剛 NHK出版
Tags : 東北福島県願成寺
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