当館は古墳時代の円筒埴輪を展示し、また同市森広天神遺跡から出土した、形が薩南・琉球諸島で魔除けのスイジガイ(水字貝)と似ている弥生時代の巴形銅器のレプリカの一部を展示する。それらの展示品を通じて、海上の道からの渡来文化が、当地に根付き経済力を高め、やがて瀬戸内を望む古墳を造形する力を持った歴史を伝える。
〒761-0902 さぬき市大川町富田中3286 みろく公園内
TEL:0879-43-6401
弥生文化を特徴づける国産の青銅器。 表面に区画され、鋳出された原始の絵画。 再生や生育と関連する、シカやウミガメ、トンボや動物等が描かれ、農耕祭祀と深い関わり。同じ絵画を持つ銅鐸(兵庫県桜ヶ丘4・6号銅鐸)が存在する。 弥生時代のテーマは、再生産。
東博所蔵の伝香川県出土の銅鐸は福岡で出土の鋳型と一致し、九州から四国へ運ばれたことを示す。同じく福岡の鋳型と一致したさぬき市森広遺跡出土の弥生時代の巴形銅器(東博所蔵)は、近年東海地方でも出土。巴形銅器は魔除、敵除の意味をもち、形が薩南・琉球諸島で魔除のスイジガイ(水字貝)と似ている。また海上の道。
〒769-2321 香川県さぬき市寒川町石田東甲329番地
TEL:0879-43-6930
昭和37年柳田、最後の著作。語ろうとしたのは、琉球諸島に漂着した者たちが稲と貝に価値を感じ、それを伝承し定着させていったのではないかということ。実証しにくい日本人の稲作による生活と信仰の原型のようなものこそ、おそらくは柳田から継承すべき思想である。
柳田国男 岩波文庫
Tags : 志度寺鎌倉香川県
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