平安時代の僧徳一が仏教を伝え、やがて五大仏都となる会津。喜多方市にある当寺は、平安初期に真言宗寺院として建立され、1375年源翁禅師が曹洞宗に改宗開山、三十七ヶ寺の総本山となる。総門は安土桃山の作風を汲む豪壮清楚な四脚門。豪華な浮彫りが見事な観音堂は、昇龍や象、獅子が彫られ、仏教信仰の歴史を感じる。
〒966-0101 福島県喜多方市熱塩加納町熱塩甲795
TEL:0241-36-2031
フタエにあどけない童子の姿。唇はごくわずかに朱色。右手で胸に垂らす飾を押え、左手で天衣をとり、端正に直立する。装身具や衣、台座の縁を特殊な彫刻刀(タガネ)で、丁寧に、丁寧に2個1組の小さな点が並ぶ複連点(フクレンテン)の文様を打ち出す。そうして気品が、醸し出された。—台座の枠、かまちに線刻した各狭間の内部には、墨を塗った痕跡もある。
—当時の唐門の輝きを復元する大修理が、2020年5月に終わる。 慶長8(1603)年、豊臣秀頼の宝厳寺再興時に、京都東山の秀吉を祀る豊国廟の極楽門を移築した桧皮葺の屋根を持つ門。極彩色の彫刻と飾金具で飾ったその華麗さは、桃山様式の唐門の代表的遺構。また元々は、秀吉築城当時の大坂城本丸曲輪にかかった屋根を持つ極楽橋との指摘もある。秀吉の大坂城天守の唯一の遺構ともなる。
〒526-0124 滋賀県長浜市早崎町1664
TEL:0749-63-4410
明治時代、湖南は東西を比較してその「あいだ」に立つ意見はとらず、日本が立つべきは、国家をこえた普遍的立場を表明していったほうがいいのではないかと考えた。日本には日本文化の種があって、日本にとっての支那文化は豆腐のニガリのようなものだというのだ。
内藤湖南 講談社学術文庫
Tags : 曹洞宗示現寺福島県総本山
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