3億5千万年前、赤道付近の古い太平洋上に海底火山が生まれ、海面近くにサンゴ礁ができる。この海山・サンゴ礁群はプレート運動で北上し、ユーラシア大陸に着き、石灰岩層となる。そして秋吉造山運動といわれる地殻変動で、この地層が山脈の一部として露出。石灰岩台地、秋吉台の誕生。当館はその悠久の旅をわかりやすく紹介。
〒754-0511 山口県美祢市秋芳町秋吉1237-938
TEL:0837-62-0640
日本に伝わる青磁茶碗を代表する。 銘は、鎹(カスガイ)を馬の背の蝗(イナゴ)に見立て。 儒学者伊藤仁斎(ジンサイ 1627-1705)の息子、伊藤東涯(トウガイ 1670-1736)が著作した『馬蝗絆茶甌記(バコウハンサオウキ)』によると、この茶碗を所持する室町幕府8代将軍足利義政(1436-1490)が、ひび割れた茶碗の代品を中国・明に求める。しかしこれほど優れた品はもう作れないと、鉄のカスガイで修理の上、戻された名品。
当池は、深海と繋がる地球の神秘、カルスト地形特有の透き通るブルーである。開墾したものの水不足に悩む長者が、夢のお告げ通りに弁財天を勧請すると水が湧き出したという。3億5千万年前、南海の珊瑚礁が北に運ばれ隆起し秋吉台が誕生する。その長い旅の歴史は、石灰岩の中のサンゴ、ウミユリなどの化石が伝えている。
〒754-0603 山口県美祢市秋芳町別府
TEL:0837-62-0899 (美祢市観光協会)
臨床心理療法をヨーロッパで学んだ著者は、帰国後日本人の心のありかたが西洋人のそれとは異なっていると気づく。そしてその深層構造を日本の神話に探す。アマテラス・ツクヨミ・スサノオの中でツクヨミは無為の神のように、日本の神話は中空構造を持つ。“中ヌキ”。矛盾を排除しない長所、いざというと無に逃げる短所。
河合隼雄 中公文庫
Tags : 博物館山口県
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