高鍋町歴史総合資料館
高鍋町歴史総合資料館
秋月氏居城高鍋城跡舞鶴公園内に建つ当資料館では、中国六朝時代(3~6世紀)とのつながりを示す古代の歴史とともに、日向宮崎の出身で近代漢学の礎を築いた安井 息軒に師事し、幕府学問所奉行に登用され、のち明治天皇にも講義したといわれる藩主の弟秋月種樹を紹介。種樹の邸宅を復元した萬歳亭に水琴窟の音が澄み渡る。
〒884-0003 宮崎県児湯郡高鍋町南高鍋6937−2
TEL:0983-23-1322
東博百選
鼉龍(ダリュウ)鏡 団伊能氏寄贈
古墳時代 4世紀 東京国立博物館蔵
乳(ニュウ)は鏡の裏面(背面)のトッキ。トッキをに尾があるものは、獣の形が変形したもの。ニュウをめぐりトグロを巻く龍の長くのびた胴の上に、神像と口に棒状のものをくわえた小獣の形をレイアウト。内円に神像と神獣、外円に飛び回る鳥、走り回る獣が、デザインされる中国の神獣鏡。 その中国の鏡を模倣して作られた鏡(倣製鏡、ホウセイキョウ)。ダリュウは、ワニをモチーフにする。内円は、神像ととぐろを巻く龍が頭を共有し、外円は、僧侶の使うホッス(払子)のように変形する。 ホウセイキョウとして、デザインは精密、鋳上(イアガ)りは上々。 —2世紀末頃北部九州の銅矛(ホコ)、畿内・東海地方の銅鐸が姿を消し、群像を描いた画文帯をめぐらせ、 図像を浮彫し、細い線を使い細密な表現が特徴の画文帯神獣鏡が現れた。
畿内七道
千夜千冊
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