幕末英国軍艦水夫殺害事件の海援隊士への嫌疑で、坂本龍馬は当奉行所で談判し取調べを受ける。長崎街道沿いの立山町にあった長崎奉行所跡に建つ当館は、復元された長崎奉行所や、南蛮人来朝之図はじめ、江戸時代に新風吹き込む黄檗・漢画・洋風含む長崎派の絵画を紹介。
〒850-0007 長崎市立山1丁目1番1号
TEL:095-818-8366
柔らかく暖かな雰囲気、九州・有田の柿右衛門のスタイル。平安時代から和様の花鳥図を題材に、暖色系の色彩で描かき、非対称、乳白色の余白、豊かな構図。 上絵の色には、赤・黄・緑、そして青・紫・金など。 また茶発色のウワグスリで、口縁を飾る。同じ有田焼でも、緻密な作風の鍋島様式や寒色系で余白の少ない古九谷(コクタニ)様式と異なる。
右隻は日本に到着した黒い南蛮船と南蛮寺に向かうカピタン・モールの一行、左隻には白い唐船が入港する中国の港町を描いた大変珍しい作品。細部まで丁寧に描きつつ全体の調和が取れた描写が見どころ。慶長年間(1596-1614)狩野派正系の画家狩野孝信の作といわれ、日本と中国3つの港、屏風の間に旅がまた観える。
〒818-0118 福岡県太宰府市石坂4-7-2
TEL:050-5542-8600(NTTハローダイヤル)
小楠は熊本・肥後に生まれ、31歳で江戸に行き、翌年中国でアヘン戦争が起きる。開国と公武合体を推進し、「国富論」のアダム・スミスと同じく儒学の正義に立ち、共に和する共和政治で、「人知を養い、新民を救う」を目指す。小楠の幕末維新の国家設計は、坂本龍馬の「船中八策」や「新官制議定書」の草稿に受け継がれる。
松浦玲 朝日選書
Tags : 博物館長崎歴史文化博物館
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