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野木町煉化窯
野木町煉化窯
明治23年、野木町の近代産業を支えた旧下野（しもつけ）煉化製造会社が創立した煉瓦窯。16角形の外形、高さ約34m、周囲約100m。現存中、唯一完全な形を保つ貴重な産業遺物で、国の重要文化財。当窯は、煉瓦製造用にドイツ人ホフマンが考案した当時の最新鋭連続焼成窯で、明治23年から昭和46年までの約80年間、明治維新の文明開化をきっかけに官公庁が着手した建造物の近代化（煉瓦造化）を支えた。
明治維新後の1872年、銀座大火が発生。 銀座にレンガ造りの建物が軒を連ね始める。江戸が終わり、東京が始まる。
〒329-0114 栃木県下都賀郡野木町野木3324
TEL：0280-57-4153（野木町役場産業課）
東博百選
寛永寺 常憲院霊廟（ジョケンインレイビョウ）
GO TOKYO ONLINE ロケ地
山野行楽図屏風 与謝蕪村筆
江戸幕府５代将軍、徳川綱吉（ツナヨシ 1646-1709）の霊廟。 江戸城と江戸の街の鬼門を守る、1625年に徳川将軍家が建立した上野・寛永寺は、徳川将軍家の菩提寺。１６９８年に薬師瑠璃光如来像を祀る寛永寺の根本中堂を建立した綱吉の法名は、常憲院。 門柱が前後左右の四脚の門、銅の瓦の屋根、前後に丸い軒のカザリ。軒下には金の下地に、透し彫りの葵の紋。 明治維新（１８６８）、東京大空襲（１９４５）を乗り越えた、貴重なナショナルトレジャー。
畿内七道
仙巌園
仙巌園
当庭は島津家の19代当主・島津光久が建てた薩摩藩主島津家の別邸。島津家の28代当主、島津斉彬（1809-1858）が大いに愛した。第13代将軍徳川家定の御台所となった篤姫など多くの人を魅了した。伝統的な大名庭園で、錦江湾と活火山の桜島の絶景が一望できる。そして島津家の歴史を伝える。斉彬は西欧列強のアジア進出に危機感を抱き、別邸仙巌園の隣接地に、大砲を作る反射炉やガラス工場等、西洋式近代工場群を建設。鶴灯篭に日本初のガス灯も灯す。そして園内には、幕末に近代化に取り組んだ斉彬や幕府老中・阿部正弘が、改良や研究に熱心に取り組んだと園芸史に伝えられる変化朝顔が今も残る。
〒892-0871 鹿児島市吉野町9700-1
TEL：099-247-1551
千夜千冊
日本創業者列伝
明治2年、横浜に書籍や医薬品を輸入販売する丸屋商社が設立され、福沢諭吉に学んだ創業者早矢仕（はやし）有的（ゆうてき）は、「日本人であるかぎりは日本全体の繁栄をはかり、日本国民の幸福を助成すべき責務がある」との設立趣意書を残した。それが今の丸善となる。
文責：旅鶴編集室
加来耕三
学陽書房人物文庫
