江戸期、智仁親王(としひとしんのう)が建てた桂宮家別荘で、造営時の庭園と建築が残る。地下水を引く池を中心に、茶屋、築山等を配す回遊式庭園。書院は書院造を基調に数寄屋風を採り入れ、その美は軽ろみ。秀吉の猶子後の実子誕生で、皇籍を復帰しても皇位継承出来ず、親王の桂(八条)宮家が創られた。その軽ろみ、柔軟さと一途さを持つ竹のごとく。 *事前予約要
〒615-8014 京都府京都市西京区桂御園
TEL:075-211-1211(代)(宮内庁京都事務所)
佐倉藩藩士の子供で花鳥画を学んだ浅井。文明開化で、パリ万博の監査官として留学したフランスから帰国後、京都に移住。明治36(1903)年、京都の自宅に聖護院洋画研究所を開き指導に当たる。 その自宅近くの聖護院から描いた水彩画の日本の風景の作品。 パリの南63km、水辺のグレー村を訪ね光の描写を研究した浅井は、留学前の作品に比べ、光の整え方は格段に丁寧になる。
平安時代、紀貫之が和歌の力を序し、室町時代、篠脇城主・東常縁(とうつねより)により、奥義を伝える古今伝授が確立。留守中に失った城を、常縁は敵に和歌十首を送り取り戻す。”力をも入れずして天地を動かす”歌の力の歴史を伝える館跡。篠脇城(しのわきじょう)、東氏(とうし)館跡庭園など、東氏ゆかりの遺跡群に、自然や美しい山間の風景が残る当ミュージアム。
〒501-4608 岐阜県郡上市大和町牧912-1
TEL:0575-88-3244
江戸時代初期、慶長文化につづく寛永文化。沢庵、柳生宗矩、宮本武蔵、本阿弥光悦、千宗旦、小堀遠州、金森宗和。多々の才能が集う当時のサロンで、新たな型が確立される。頂点は後鳥羽院以来の和歌好きの後水尾院のサロン。やがて壮大と細心を独創的に構成する修学院離宮に結実。本書は、雅なかぶきものの遊芸文化を語る。
熊倉功夫 朝日新聞社
Tags : 京都府桂離宮
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