当館は日本刀を専門展示する珍しい博物館で、常時約41口展示。備前は古代から吉井川流域で良質な砂鉄に恵まれ刀が造られ、平安中期から反りを持ち長大な太刀を天皇・貴族はじめ武家に供給。南北・室町期は、需要の高まりから少人数徒弟制から分業・大量生産制に移行し、備前は戦国時代に全国の武器庫としてピークを迎える。
〒701-4271 岡山県瀬戸内市長船町長船966
TEL:0869-66-7767
上杉家から三島大社に奉納された太刀、刀を下げる帯、金属で編む兵庫鎖。 鞘(サヤ)には、漆の上に多くの金粉を蒔き研ぎ出し、デザインを統一の揃い金具に、 銀箔を押した金メッキのつがいの鳥文様を、少し浮かび上がらせ、鍔(ツバ)には、飛ぶ鳥を透し彫り。平安・鎌倉時代に実用の太刀で、のち奉納用として製作される。 古来珍重される太刀の福岡一文字派により、銘は一。
当作は、長光の典型的かつ最高位の作風を示す名品。鋒にむかって次第に 直刃調となる刃長73.0cm、反り2.0cm。 長船派は鎌倉時代より数々の名刀を生み、武将の憧れ。それは堂々たる大姿とその「鍛え」に因る。当館は、原始・古代から近世までの岡山県の文化遺産を分かり易く展示する。
〒703-8257 岡山市北区後楽園1-5
TEL:086-272-1149
最初は刀匠の話である。叙述の半分くらいが物語仕立てになる。しだいに正統派の刀工以外の“変わり者”に愛着を向けていく。次に陶工の話に入る。瀬戸や久尻や美濃に出向いて話を集め、しだいに陶工たちの図柄が見え、黄瀬戸や志野が出てきた背景も出てくる。
海音寺潮五郎 中公文庫
Tags : 備前長船刀剣博物館博物館岡山県
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