波食棚に腰かけのような丸い石のノジュールが平行に並ぶ、国分町唐鐘海岸の畳ヶ浦一帯の不思議な岩肌景観がある石見。また古代から岩は信仰の対象であった。岩戸の前で隠れる天照大御神を誘い出すための踊りが神楽。当地の神楽は、収穫期に感謝をあらわす里神楽。勇壮活発にテンポが速い八調子で、見るものを神話世界に誘う。
島根県浜田市
TEL:0855-24-1085(浜田市観光協会)
袈裟などの衣類を運ぶ箱。仙人が金・銀の宮殿に住むと、古代中国で言われた東の海に現れる島、蓬莱山を長寿の亀や鶴と描く。 蓋(フタ)のような形のため、別の箱の身と組み合わされた。 しかし側面の松喰鶴(マツクイヅル)の向きから、もともとは単独で、衣服を入れる広蓋(ヒロブタ)や髪道具など一時入れる乱箱(ミダレバコ)のように衣類等を整理・運ぶためのものと推定される。 金粉を蒔いた後に、絵を研ぎ出す技法、研出蒔絵を、疎と密に使い分け、表現する幻想性。平安時代後期の蒔絵の名品。
(福井県敦賀市から山形県庄内地方までの)古代高志国の姫、奴奈川姫(ぬなかわひめ)に、出雲の大国主命が求婚にやってきたとの伝説。原石と加工技術の出会い。ヒスイは古代魔除けの貴石とされ、海上ネットワークで日本列島東西に供給された。当館は、中央地溝帯・フォッサマグナ西辺の糸魚川静岡構造線の直上、美山公園の奴奈川の郷にある石の博物館。大型のヒスイの原石はじめ貴重な岩石標本を展示する。
〒941-0056 新潟県糸魚川市 一ノ宮1313
TEL:025-553-1880
アマテラスは「海を照らすもの」の意味だった。潮の流れがとりまく日本列島には、古代より漂流漂着が繰り返される。そこに「海からやってきた者たちの歴史」、「陸地支配した者たちの歴史」があり、「排斥され流され、忘れされた者たちの歴史」がある。それが「国をつくった歴史」と「鬼になった歴史」となると本書は語る。
沢史生 彩流社
Tags : 島根県石見神楽
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