「ここに漆器の原点がある!」—クール・ジャパンとして、日本の漆器は今や世界的に有名。当館のコレクションには、オリジナルの作品の1つである6,100年前の赤い漆塗りの櫛が含まれる。 この櫛は縄文時代前期の鳥浜貝塚で発掘。これは縄文人の高度な技能の象徴。縄文漆器の逸品「赤色漆塗り櫛」が出土した鳥浜貝塚遺跡からは、約6000年前の丸木舟も発掘。縄文前期に、高度に製作技法が発展する縄文文化のうねりがあったことを伝える。
〒917-0241 福井県小浜市遠敷2丁目104
TEL:0770-56-0525
7~8世紀ごろ流行した音楽劇の仮面。造型的にも素晴らしい日本最古の仮面。 ギガクは飛鳥時代に大陸から伝えられ、奈良の大仏開眼(完成)の際にも披露。 鎌倉時代以降、実態ははっきりと知れない。酔胡王とは、酔うペルシャの王。 —面は現在正倉院の百数十面をはじめ合計230余が各社寺に残るが、ほとんどが8世紀の遺品。東博の面は、その半数以上が8世紀に遡り、造型的にも秀れ、日本最古の仮面としての価値は極めて高い。
当寺で平安時代から継承されてきた蓮華会舞は、宮廷舞楽の流れをくみ、古代の宗教儀式を色濃く残し使用される面や衣装もエキゾチックで、起源はインド、中国、朝鮮半島と広くアジア各地の舞踊と考えられる。2007年火災で焼失した舞で使用する古面は、奈良時代に中国から伝られ、天平時代以降姿を消す伎楽面の流れもみれる。
〒685-0007 島根県隠岐郡隠岐の島町中町目貫の四54-3(隠岐島後観光協会)
TEL:08512-2-0787 (隠岐の島町観光協会)
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の芸術と思想を現代に読み解く本書。八雲は、両親からアイリッシュの神話と古代ギリシャ神話を聞いて育つ。八雲は明治23(1890)年に松江にお雇い教師として赴任し、妻セツから日本の昔話を語り聞く。そして永遠ではなくかりそめに価値を置く文化を、怪談を再構成し、随筆につづる。
ベンチョン・ユー 恒文社
Tags : 博物館歴史博物館福井県若狭三方縄文博物館
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