当館は、第2次大戦でフランス国有財産となった松方コレクションが寄贈返還されるにあたり、昭和34(1959)年に設立。設計は近代建築の巨匠ル・コルビュジエに依頼。コルビュジエの提案は、無限成長し続ける美術館だった。コルビュジエの建築は、構造上、床・柱・階段を重視し、伝統から切り離された合理性をモットーとする。
薩摩藩士の子供に生まれ、欧州で学んだ豊かな光の表現を特色とする「外光派」の旗手として、明治時代の洋画界をリードした黒田が、パリ・サロンに初めて入賞した作品。パリ南東66kmにある小村グレー・シュル・ロワンで描く。 鎧戸(ヨロイド)から射し込む陽光が、下宿先の娘マリアの顔を、柔らかに包み込み、色白の肌を照らす。黒田は画面左側に、漢字で筆を入れる。 マリアへの想いも語られる。
「鬼門を守る静けさ」—1625年に徳川将軍家が建立の寺院で、江戸城と江戸の街の鬼門を守る。本尊として、病気を治し、衣食住を満たす秘仏、薬師瑠璃光如来像を祀る、徳川将軍家の菩提寺。当寺は創建にあたり、東の比叡山として山号し、不忍池を琵琶湖とし、弁天堂を観音霊場の竹生島に見立てた。
〒110-0002 東京都台東区上野桜木1-14-11
TEL:03-3821-4440
建築とは、その一個一個が現実の社会に突き刺さっていくもの。建築はつねに“歴史的編集”を受け続けてきたもの。ゆえに「闇」と「虚」の対比が日本において何を意味するのか?本書は「何事のおはしますかは知らねども」の日本的なものを考えなおす挑戦の書。
磯崎新 新潮社
Tags : 国立西洋美術館東京都美術館
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